2008年03月25日

全国の、春子さんへ

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 近所の桃畑も、桜も、雪柳も、春満開!!


 昨年の春、「ル・プティ・カド4 〜朗読とマリンバの夕べ」で朗読した、
『名前』(角田光代 著)の中に、こんな素敵な場面があります。



 春に生まれた“春子”は、その平凡な名前ゆえに、
平凡な性格で、平凡な人生を歩んできた、と思っている女性です。

 その春子が結婚し、おめでたとなり、出産を目前に、
夫とともに、タクシーに乗って病院に向かうそのとき、目に飛び込んできた光景です。

 時はまさに、春!


『  駅前ロータリーから左右に続く道路を覆うように、桜の花が満開だった。
まるでアーチである。

 ・・・・・走っても走っても桜は途切れなかった。
ときおりはらはらとこぼれ、薄紅色の花びらがタクシーの窓にぺたりと貼りついた。
桜の花は、満開になるとなぜか動きを止めたように見える。

 ・・・・・春だ、と今さら気づいたかのように思った。
薄桃色の桜が頭上を覆い、その向こうに澄んだ青空があり、
目線を落とせば、道ばたには黄色い菜の花が風に揺れていた。
家々の庭からは、れんぎょうが、パンジーが、名も知らぬ色とりどりの花が、
私を見送るように顔をのぞかせている。
春だった。
視界のすみずみまで、春だった。

 ・・・・・春子。
そうか、春子。
母が私を産むために急いだ道も、こんなふうにまるごと春だったんだろう。
ああ春だと、おなかをさすりながら母は思ったのだろう。
私は世界がこんなにも色鮮やかなときに、子どもを生むんだと、
願わくば、その子どもが目を見開いてこの世界を見てくれるようにと、
思ったのだろう。   』


 この季節に生まれた、全国のハルコさん、ハルオさん、
この季節に生まれでようとしている、まだ見ぬ誰かさんに、

 乾杯!! 


 
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2008年02月19日

言葉、ことば

  “虎落笛” 

 これ、貴方は読めますか?
 先日、その日に渡されたナレーション原稿の中で、私が読めなかった漢字です。
聞けば、あぁ・・・と、わかるかも。



 “もがりぶえ”

 冬の夜、轟々と鳴る風の中、ぴゅぴゅう・・・ぴいぴいい・・・・と、長く短く、高く低く耳につく音です。
この冬、皆さんも耳にされたのでは?

 元々、虎除けの竹柵のことをさす、中国から来た言葉のようです。
面白いなあ・・・。


 

 そうそう、過日打ち合わせに出かけた部屋の壁に、こんな言葉が貼られていました。
なるほど、と思い、メモしたものです。


 
  心が変われば、  行動が変わる

  行動が変われば、 習慣が変わる

  習慣が変われば、 人格が変わる

  人格が変われば、 運命が変わる




 今日も、ナレーションの仕事がありました。

 スタジオが暖房で乾燥しているので、原稿を見つめながら読んでいると、瞳が乾いてきて、コンタクトレンズがポロッと落ちそうになっちゃった!

 この時期、身体のどこもカサカサになりやすいので、ペットボトル、マスク、ハンドクリーム、それに化粧直し用チューブの美容液に加え、目薬は必需品です。


 そんな中、自分にとって新たな言葉に出会えるのは、やっぱり、面白いなあ!!
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2008年01月23日

肯いてもらいたい! よね

fuyu.tree.jpg 
 ブログをしばらくご無沙汰しておりました。
 お年賀状に、何人もの友人知人が、「ブログを見て、応援していますよ」と書いてきて下さいましたっけ。
どうもありがとう!
とてもとても励まされます。


 のほほん族」というお人形をご存知ですか?
光ソーラーが付いていて、明るい所に置いておくと、首を振ります。

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 先日東急ハンズに買い物に行った折、受験用必勝祈願の「のほほん族」を発見。
本を持っていて、首を縦にふっている姿が、可愛くて思わず購入。

朗読している姿にも見えるし、
「大丈夫、大丈夫、自分の思うようにやっていいよ。」と、肯定してくれるようにも見えるし・・・。

 おもちゃなのに、妙に癒されます、励まされます。

 誰かに全面的に肯定してもらいたい、褒めてもらいたいって心理、大人だってありませんか?


 上手なコミュニケーションのとり方の練習の一つとして、
相手の話に身を乗り出して聞き、うなずきながら、「ほーお、凄いですねえ、いいですねえ!それで?・・・」というふうに、共感し肯定しながら、どんどんどこまでも話しを聞いてあげる、
というやり方があります。

 最近、コミュニケーション関連のワークショップには、出来るだけ参加して勉強しているので、早速家でも試してみました。

 夢を語るのが大好きな、我が家のラッコ。
身内の話だと、ついつい、「本当に出来るのぉ?」とか「取らぬ狸の皮算用って言葉があるよ」とか、チャチャを入れてしまうのですが。
「ヘエ、凄い凄い!」
「それ、いいわねぇ!期待してる!」
「それから?」
なんて、合いの手もにぎやかに、拍手まで織り交ぜ、ちゃ〜んと最後まで聞いてあげたら。
まあ、嬉しそうに話すこと、話すこと!
それを見ていたら、こちらまで楽しくなってしまいました。

 仕事柄、相手の話は一生懸命聞き、リアクションしている、と思います。
でも家族だといい加減かも。チト反省。
(ま、いつもいつも調子よく、とはいきませんけどね。)

 皆様も、まずは身内の方から、お試しあれ!
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2007年12月13日

今年、私が出逢った言葉

kanji2007.jpg 
 皆が選んだ今年の漢字は、“偽”とのこと。
確かに・・・!
納得してしまうものの、なんだか情けないですねえ。
(*写真は、今日の朝日新聞朝刊の記事を使わせて頂きました。)


 今年、私にとって指針となった言葉はコレです。

  『セレニティーの祈り 』

   神よ、変えられるものを 変える勇気を、

      変えられないものは 受け容れる冷静さを、
  
      変えられるものと変えられないものを 見分ける叡智を 与え給え 
                  
                      ( ライン・ホルト・ニーヴァー ) 




 もう1つ、昔から大切にしている言葉をご紹介します。

 『 鮮やかに想像し、熱烈に望み、心から信じ、

      魂をこめた熱意をもって行動すれば、
 
          何事も必ず実現する 』   (ポール・J・マイヤー)


 本当にその通り、と思いつつ、鮮やかに想像することの何と難しいことでしょう!!

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2007年12月03日

楽しい気持ちにさせる言葉

namiki01.jpg 

 昨晩は、野球の北京オリンピック・アジア地区最終予選。
星野ジャパンVS戦に見入ってしまいました。
(男子バレーの上田ジャパンVSブラジル戦も気にしつつ・・・)

 長かった〜!
 ヨカッタ〜、勝って!
 王手! よし、北京オリンピックだ!



 昨日仕事先でお会いした、熟年男性の言葉です。

 「私はゴルフをやるとき、いつもこう思うことにしているのです。

 少ししかボールを打たずにすんだら、気分がいい。

 たくさんボールを打ったら、健康にいい、とね。」


 なんだか、ニッコり。
物事は考えよう、遊び心、ですね。


 いつも道草や遠回りばかりしている気がする私ですが、

そうか・・・
その分、色々な景色や人々に、遇えているんですね・・・。
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2007年11月29日

漫画で読む「三四郎」

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“文学作品を漫画で読もう!”

 私の知人の漫画家さんが書いた『夏目漱石・三四郎 漫画読み』です。

 文豪の名作も、先ずは漫画で読むと、とっつきやすく、次は原作を、という気になりますよね。

 漫画を描かれたご本人は大変苦労なさったようで、
「文章を絵にするのが、こんなに大変だとは思いませんでした!」
とのこと。
原作をこんなに何回も熟読したことは、かつて無かったとか。
 
 確かにそうですよね。

登場人物をどんな顔にするか。
文章中の心理描写を、どのように絵にするか。
家や部屋や、町の様子も、当時の雰囲気を伝えなければなりません。

 名作であればあるほど、プレッシャーはかかるわけです。

 興味のある方、下記の通販をご利用になり、是非ご読み下さいね。


 http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=9784806127680

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2007年11月12日

公開セミナーのご案内

 人生一生勉強だというけれど、最近、ヴォイス・トレーニング、リハーサル、稽古・・・と、仕事の合間に続いています。
(その合間に、女子アイススケートも女子バレーボールも観なきゃならないから、忙しい!忙しい!!)

でも、準備をちゃんとやっておかないと、本番がうまくいきません。
なにしろ私、ハッタリが効かないので。
(努力したんだから・・・)という思いのみが、本番当日のお守りになるのです。
     


ところで、

人前でのスピーチがうまくなりたい!と思っていらっしゃる方へご案内です


 私の敬愛する佐藤綾子先生の公開セミナーがあります。

佐藤先生は、日本で初めてパーフォーマンス学を確立された方です。
最近は、政治家のスピーチや行動を、心理学的・パフォーマンス学的に分析したコメントが、各新聞によく載っていますので、ご存知の方も多いのでは?

 すぐビジネストークに役立つ、とても実践的なセミナーだと思いますので、ご興味のある方は、是非どうぞ。
ちなみに、私の紹介でも割引がききますので、私のホームページのメールにご一報下さい。(このぺージ右横のアドレスをクリック!)

    

「佐藤綾子のパフォーマンス学講座」公開セミナ ー 

    〜レクチャー&ワークショップ〜

人を巻き込むスピーチ、人に信頼されるスピーチを伝授します!

 

★ 日 時:2007年11月17日(土) 14時30分〜16時30分

★ 会  場 :エステック情報ビル21F  A会議室

★ 参加者  : 先着105名

★ 参加費  : 3,000円    

 ※割引あります!!

  お友達と御一緒にお申込みいただけた場合、お二人で5,000円になります!

  学生の方は1,000円です!


★ お申込方法
      1.お名前(ふりがな)
      2.ご住所
      3.お電話番号
      4.佐藤綾子のパフォーマンス学講座11月17日公開セミナー希望

 上記4点をご明記いただき、FAXまたはメールにてお申込下さい。

※ご不明な点、ご質問は国際パフォーマンス研究所まで。

   国際パフォーマンス研究所
     TEL:03-5357-3855
     FAX:03-3290-0590
     E-mail : information@spis.co.jp

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2007年10月26日

秋浜悟史を鎮魂する〜遺作「妖怪たち」

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 昨日は、久しぶりに朗読ぐるーぷ・もあるの勉強会がありました。
秋は、全員何かと忙しく、稽古日の日程合せが難しいのです。

 私は鷺沢萌さんの短編集「海の鳥・空の魚」を読んでみたけれど、全然思った通り読めなかった! 先生にも沢山ダメ出しを出されました・・・(泣)。
若い現代作家の作品を、いかに瑞々しく読めるか、私にとっては難しい課題なんです。

 初めて私が読んだ鷺沢萌さんの作品は、「大統領のクリスマス・ツリー」。
若いけれど、よい感性の作家だなと、とても気に入りました。
だから、鷺沢さんが、3年前に35歳の若さで自殺したのを知ったときは、ちょっとショックでした。
 背負いきれなくなった重い荷物・・・・それが何だったのか、知るよしもありませんが。


 さてさて。
 私の朗読の先生である伊藤惣一先生が、12月に出演されるお芝居のチラシを、上記に載せました。
クリックして拡大してご覧くださいね。
(このチラシの絵は、米倉斉加年氏によるものだそうです。)

 演劇界では重鎮だった秋浜悟史氏が、一昨年お亡くなりになる3ヶ月前に、古くからの芝居仲間である伊藤先生や久保まずるかさんに書き残した遺作が、今回の『妖怪たち』です。
まさに、秋浜氏の遺言とも云えるお芝居です。


☆ 秋浜悟史を鎮魂する 〜遺作『妖怪たち』

 ● 日時:12月 14日(金) 15:00〜16:30
       (*金曜のみ17:00〜18:30 シンポジウム「秋浜悟史研究」があります)

        15日(土)昼の部 15:00〜16:30
              夜の部 18:00〜19:30

 ● 会場:早稲田大学小野記念講堂

 ● 入場料:3千円 

 ● 参加申し込み先:秋浜悟史を鎮魂する会
               TEL&FAX 03−3536−2053 
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2007年10月23日

ウサギといえば・・・逆干支のお話

秋は、司会・ナレーション・打ち合わせ・リハーサル・集まり・・・・なんてこなしているうちに、どんどん日が過ぎてゆきます。

 
 今夜は十三夜。
きれいに輝いているお月様をポカンと眺めていると、やっぱり月にはウサギがいるみたい・・・・。
 
  
 
 人形作家の辻村ジュサブローさんは、よくウサギをモチーフになさいます。
妖艶なお人形を作る辻村さんなのに、ウサギだけはなぜか可愛らしいので、以前インタビューしたとき、なぜウサギにこだわるのかお訊きしたことがあります。

 そうしたら、
「私は酉年生まれで、6つ違いの卯(兎)は逆干支なんです。
逆干支は大切にして、身近にお守りとして持っているといいのですよ。」
という答が返ってきました。
 子供の頃は、怪我をしないおまじないとして、お母様が下駄の裏に、“卯”と書いて下さったそうです。

 それから、
「逆干支の6歳違いの人は、仕事のパートナーとしてよいのですよ。
自分と全然違う感性を持っているから。
でも、恋人としては合いませんよ(笑)」
とのことでした。

   子 と 午
   丑 と 未
   寅 と 申
   卯 と 酉
   辰 と 戌
   巳 と 亥  
    逆干支は、この関係です。

 如何ですか?
6歳違いの、自分に無い感性を持っている相棒は、皆様いらっしゃいますか?
いなければ、せめて逆干支の小物を、身近に置いてみてはいかがでしょう?
 
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2007年10月12日

恩返し

tsutsumi.cd.jpg 
 
 詩人の堤江実さんから、新しく発売された詩の朗読CD「ありがとう」が届きました。

 堤さんは、アナウンサー、会社経営を経て、今は詩や絵本、翻訳などの著作業をされている、才能溢れるバリバリのキャリアウーマンなのに、お会いすると、フンワリと柔らかい方なのです。

 このCDからも、平和を願い、生きとし生けるものを愛しむ気持ちが、堤さんの優しい声を通して、フンワリと、でも真っ直ぐに伝わってきます。

 (*ご興味のある方は、堤さんのH.P.をご覧ください。)
http://homepage3.nifty.com/emitsutsumi/



 「ありがとう」を聴きながら、先日の酒田で伺ったお話を思い出しています。


 池田さんのお父さんは、戦前満州に渡った方で、池田さんは中国で生まれたました。

 その頃日本人は、中国の山東省などから、強制的に中国人を連れてきて、働かせていた時代です。
でも、お父さんは、中国人にも分け隔てなく、温かく接していました。

 ある日、職場で物が紛失したとき、まず中国人兄弟が疑われ、罰せられようとしたその時、お父さんは、
「彼等がそんなことをするはずがない。罰するなら私を辞めさせなさい。」
と矢面に立ち、その中国人兄弟を助けたのでした。
 それから、その兄弟は、お父さんの家にも時々遊びに来るようになったそうです。

 さて、終戦を迎え、池田さんは命からがら、一人で日本に逃げ帰ってきました。
 お父さんの故郷、酒田へ戻ったものの、中国に残した母親や妹・弟の
安否を気遣い、半ば諦めていた矢先、全員無事で帰国することが出来たのです。
 聞くところによると、お父さんに助けられた中国人兄弟が、
「私達は、お父さんに助けられたのですから、今度は、私たちが皆さんを、何としてでも日本に無事帰してあげます。」
と、手を差し伸べてくれたからだったのです。

 その後、池田さんは、その中国人兄弟にお礼が云いたくて、一生懸命人を介して捜しました。
すると、その兄弟は、日本人の帰国の手助けをした罪で、投獄されていたのでした。
そして、池田さんがやっと居場所を探し当てたとき、お兄さんのほうは、それが元で亡くなっていました。

 池田さんは、中国に行き、やっと出所した弟さんと対面。
自分達家族の為に投獄されたことを詫びましたが、弟さんは笑って、そのことは、何も語ろうとしませんでした。

 その後、池田さんは、何回も中国を訪ね、弟さんと交流を深めてきました。
弟さんの息子さんが日本に留学したときは、そのお世話もしたそうです。

 こうやって、何代にもわたって、お互いに恩返しをし合い、国境を越えて友情を深めているそうです。

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2007年09月24日

初めてワークショップに参加しました

 
 福田新総裁が誕生しましたね。
人騒がせな安倍元総理でしたが、体調を崩されているとのこと。
ともかくも1年間お疲れ様、お大事に!と、言って差し上げたい気がします。



 さて、私は、以前から一度体験してみたいと思っていた、俳優トレーニングのワークショップに初参加。
総勢30名。
とっても面白かったです!

 身体を動かしていると、人間は自然に五感と第六感まで働かせていることを実感。

 2人ずつ組み、笑顔でアイコンタクトをとりながら、近づいたり離れたりするだけで、自分の内で様々な感情の変化があり、知り合ったばかりの相手が、とても愛おしく思えてきて・・・・。

 2時間足らずの短い間に、その場にいる仲間と強い絆を感じることが出来て、共通のテーマを持つと、ナンダ、こんなに簡単に仲良くなれるんじゃない!って感じ・・・・。

 今回は、身体表現から入る他者との関係がテーマでしたが、直接顔を合わせ、時には触れ合い、会話しながらコミュニケーションを取ることの重要性を、あらためて実感した貴重な体験でした。


 指導して下さった、俳優で玉川学園講師の小森創介先生は、子供達の指導を通して、沢山のヒントを得ているとの事。

 “子供の心の診療”が問題視されている昨今ですが、心の病気にかからないように、バーチャル・リアリティーではない生身のコミュニケーションのとり方を、子供たちに教えていかなければ!
今こそ、そういう指導者が求められているのだと思います。


 何か、私も今後出来ることはないかなァ???
そんなことを強く思った体験でした。
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2007年09月05日

なるほどねえ・・・『一目上がり』から

 今、落語「一目上がり」を覚え始めています。
11月18日(日)の川崎・さいわい寄席での師匠との掛け合い落語、翌週の25日、横浜・にぎわい座での前座として、この演目をやらせて頂くからです。
(詳細は、あらためて。)

 この演目を読んでいると、江戸時代の人々は、今よりもっと、自宅の床の間にかける掛け軸の漢詩などの文面を、大切にしていたように思います。

 いくつか、中から拾ってみました。


● 『しなわるるだけは応えよ雪の竹』 (芭蕉) 
 竹に雪が積もるとしなるけれど、いつか雪は解けて、また元通りに真っ直ぐになる。
人間も、日の当たるまでは辛抱が肝心という意。



● 『仁に遠きものは道に疎し、苦しまざる者は知に于し』    
 人の道を説いている。
遠仁者疎道、不苦者于知と書いて、棒読みすると『おにはそとふくはうち』となる言葉遊びが入っている。



● 『近郊の鷺は見難く、遠樹のカラス見易し』 (亀田 鵬齋)
 雪の日鷺が近くにいても、色が白いから見分けがつかない。
反対に、遠くにカラスが一羽いても、色が色が黒いからすぐ目につく。
人間も、近くで善い事をしてもなかなか目につかないが、遠くでも悪い事をすると、すぐわかってしまうという意。

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2007年08月13日

私も頑張ろうっと!

 猛暑猛暑の毎日、日中外を歩くのに、日傘が手放せません。

 そんな中、知人が開催する朗読会に云って参りました。
先日の私達の朗読公演にも来て下さったので、お互い様です。

 会場が東洋大学構内のスカイホールだったからか、出演者の半分が若者だったからか、お客様の層が若いのにビックリ!
20代の方々が多いように見受けられました。

 だからでしょうか、ラストに朗読した「永遠のジャック&ベティ」(清水義範 著)に、大きな笑いがわくのです。
これは、久しぶりに出会った男女のボキャブラリーが、退化してしまうというお話です。
私達が中学1年生のとき初めて習った英語、「私の名前はジャックです、貴方の名前はベティですか?」「これはペンです」みたいな会話が続くのです。
勿論、朗読者2人の読み方が達者だということもありますが、それにしてもこの受け方!
やっぱり、学生時代の感覚がより残っている方が、受けているのかなあ・・・・?
 朗読会の醸し出す雰囲気って、読み手のみならず、聞き手によるところが大きい、とあらためて実感した次第です。

 それから、最近の若手作家の作品も、若い子が読んだ方が、“今”が伝わってくる。
勿論、中年・熟年者だって、今の流行作品を読んでもいいわけだけれど、このあたりの兼ね合いが微妙に難しい。
作品選びって、本当に難しいです。

 あと、心地よく、朗読に耳を傾けて頂く必須条件として、会場内の温度も大切だな、と実感。

 他の方々の朗読会を聞くことは、色々な意味で参考になります。
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2007年08月06日

生ましめんかな

 戦後62年、戦時中の様々な証言が、報じられています。
胸の奥深く刻まれ、注意深くしまいこまれた重い記憶を言葉にするのに、人はどれだけの歳月を必要とするのでしょうか・・・・。


 以前この詩に出会った時、ある衝撃を受けました。
私にとって、大切な詩です。
平和な時代に生まれ、自由を享受して今日までこられた事に感謝しつつ・・・・
ご紹介します。



    生ましめんかな 
       − 原子爆弾秘話 ー
                     栗原 貞子

 こわれたビルディングの地下室の夜であった。
 原子爆弾の負傷者達は
 ローソク一本ない暗い地下室を
 うずめていっぱいだった。
 生ぐさい血の匂い、死臭、汗くさい人いきれ、うめき声
 その中から不思議な声がきこえて来た。
 「赤ん坊が生まれる」と云うのだ。
 この地獄の底のような地下室で今、若い女が
 産気づいているのだ。
 マッチ一本ないくらがりでどうしたらいいのだろう
 人々は自分の痛みを忘れて気づかった。
 と、「私は産婆です、私が生ませましょう」と云ったのは
 さっきまでうめいていた重傷者だ。
 かくてくらがりの地獄の底で新しい生命は生まれた。
 かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。
 生ましめんかな
 生ましめんかな
 己が命捨つとも
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2007年07月11日

朗読教室 初回

 茅ヶ崎での5回シリーズで行う朗読教室、その第一回目を行って参りました。

 1ヶ月前に募集をかけたら、3日間で定員の20名が埋まり、急遽キャンセル待ちの方も受け入れて、計25名での開講となりました。
 朗読の裾野が、本当に広がっているのですねえ!
嬉しい限りです。

 水曜日の午前中となれば、ほとんどが主婦の方で、年齢層もやや高め。(男性は内2名です。)
 とにかく、声を出して表現する楽しさを味わって頂きたい、と思って臨みました。

 「人前で話すのが苦手な方、手を挙げてくださ〜い」
4分の3の方がの手が、一斉に挙がる。
 「人前で話したり読んだりする機会なんて、まず無い人は〜?」
3分の2の手が挙がる。

 そして、谷川俊太郎さんの『ことばあそびうた』を中心に、皆さんにも読んでもらうと・・・・・!

 スラスラ読めるどころか、皆さん、ご自分なりの解釈と表現を、アレコレ工夫して読んで下さるのです。
いやぁ、プロの朗読者の読みを聴くより、私にはとても新鮮でした。
そういう読み方もあるのか、と感心してしまいました。
私のほうが勉強になります。

 みんな、さっき手を挙げたの、ウソばっかり〜〜〜!!! 

 伺ってみると、朗読経験者もいらっしゃいますが、他に、歌を歌っていたり、詩吟をなさっていたり、元教師だったり。
日頃、新聞を声に出して読む練習をしている、という方も。
 皆さん、“ことば”にとても関心のある方ばかりなのです。

 というわけで、初心者コースの開講だったのですが、少しレベルを上げて、心して体当たりしなければ、と塙野先生は思った次第です。

 朗読の世界は、私自身がどこか縛られているものより、はるかに自由で広いのですね。
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2007年07月01日

七夕と雨

 もう7月!今年も後半戦突入ですね。
それにしても・・・梅雨時なのだから、もう少しちゃんと雨が降ってもいいような・・・・
雨の神様、真面目にお仕事して下さい。
でも、集中豪雨はダメですよ。

tanabata..jpg 

昨日、品川で仕事をした後、京浜急行品川駅のプラットホームで、七夕飾りを見ました。
誰でも自由に願い事が書けるように、短冊まで用意されているのです。
(私は友人と待ち合わせていて、急いで電車に乗ったから、書く暇なかったけれど。)


 「七夕の夜は、たとえ3粒でもいいから雨が降った方がいい」という言い伝えが、日本各地にあるそうです。
お聞きになったこと、ありますか?

 Why??

 
 そもそも織姫・彦星伝説は古代中国から入ってきたのに、中国語である「七夕」をなぜ“タナバタ”と読むわけ???

 そこには、日本に古くから伝わる信仰が潜んでいるのです。
タナバタとは「棚機」、つまり川に張り出した棚の上で、女性が機織りをすることに由来しているとか。
やがて訪れる神様に、衣を作って差し上げようというのです。

 神様がやってくるから心身を清めておこう、水を浴びたい。
そこで、“七夕に雨”という言い伝えが生まれるわけです。

 さて、それでは、身を清めて迎える神様とは・・・一体誰でしょう?

 七夕の一週間後、7月13日あたりに、その神様はやってきます。
そう、「お盆」にやってくる祖霊神です。

 最近は、お盆を月遅れの8月に行うところが多いと思いますが、「七夕」と「お盆」が、こんなところで繋がっているなんて!!

 ご存知でした?
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2007年06月25日

先輩の仕事ぶり

fuji.yose.jpg

 最近、落語づいています。

昨日は、私の大学の先輩で、現フジTVアナウンサー(元ニッポン放送)塚越孝さんに招待され、『フジテレビ目玉名人会in原宿』へ行って参りました。
塚越先輩は、この催しの企画&ナビゲーターをなさっているのです。
(今後、年2回の開催を予定しているとのことです。)

 3日間日替わりで出演者が代わり、昨日は、川柳川柳師匠と、弟子の川柳つくしさん。

 まず会場に入ると、スタッフは全員浴衣姿、というのがよかったです。原宿の真ん中にあって、和の世界。雰囲気作りって大切です。

 川柳川柳さんの高座は、今年に入って末廣亭で聴いているので、内容はほとんど同じ。
ですが、故に、“平成の爆笑王”川柳師匠の50分以上に及ぶ高座のパワフルさ、若々しさ(76歳)、変幻自在ぶりを感じることが出来ました。

思わず、著書「天下御免の極落語」も、ロビーで買っちゃいました!


 さて、先輩の塚越アナウンサーですが、キャンパスで言葉を交わしている時代から、自他共に認める落語大好き人間で、落語的しゃべりをする方だと思っていました。
 ですから、そのナビゲーターぶりは、まさに“水を得た魚”です。
個人的な感想を言わせて頂くなら、川柳師匠の高座より、塚越アナ達との鼎談の方が、私は面白かったし、しゃべり手として勉強させて頂きました。

 あれだけ落語が好きで、まめに寄席に出向き、噺家さん達との交流もあるからこその、優れたインタビューぶりでした。
結局、そういうことなのですよね・・・・。

 というわけで、持つべきものは、“実力のある先輩”です。
私も見習わなくちゃ。
 先輩、ご招待、どうも有難うございました!
可愛い後輩の成長のために、また宜しくお願いします!!(笑)

  
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2007年06月10日

ムム、心理学って面白い!

 昨日は、打ち合わせの後、『説得の心理学』についての講演を聴きに行きました。

 講師は、昭和女子大学大学院 心理学専攻 准教授の山崎洋史先生。
とにかく面白い先生!
お笑い系かと思うほど、とぼけたネタと表情を交えてお話を進めながら、本題を大変わかりやすく説明して下さいました。
その話術に先ずは感服!
2時間の講義を終えて、まだ聴き足りないくらいでした。


“相手を、こちらの言語によって説得させてしまう技法”

 ・ある良いイメージを与えてから、具体的な説明に入る。
 ・大人を相手にするときは、対象物の良い面、悪い面を両方提示してあげる。
 ・何度も何度も繰り返し同じ事を提示し、相手の記憶に残す。
 ・まず簡単なことを承諾させて、次の段階の大きいものを承諾させてしまう。
 ・自分と相手との類似性をまず見つけて、親しみを感じさせる。
                      ......etc.


 アレ?!これって、悪徳商法の手口でもありますよね!

 他人と良いコミュニケーションをとる上で、私たちが普段知らず知らずの内にやっていることばかりですが、体系付けると、なるほどとあらためて納得。
これをたくみに悪用したものが、詐欺や悪徳商法というわけです。

 最後に先生が挙げられた言葉が、印象的でした。
“自分のデザイナーは自分”
カウンセリングの大きな柱となる言葉で、先生ご自身も大好きな言葉との事でした。
 そう、まだまだ沢山の可能性を秘めている自分を信じ、デザインしていかなくっちゃね!


 ではもう1つ。
こちらは、主催者であるパフォーマンス学の佐藤綾子先生が教えて下さった言葉です。

 「 神よ、変えられるものを、変える勇気を、
    変えられないものは、受け入れる勇気を、
    変えられるものと変えられないものを、見分ける冷静さを
     与え給え 」  
           『Serenityの祈り』(ライン・ホルト・ニーヴァー) 
posted by ピロコ at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

今日は何の日?

ajisai1.jpg ajisai4.jpg


 6月を待っていたかのように、庭の紫陽花が咲き始めました。

 我が家の庭には、額紫陽花が2種、そして薄ピンクの紫陽花と、青いハイドランジア(西洋あじさい)があります。
 まだ花輪は大きくありませんが、梅雨時のひと雨毎に、色づき大輪になってゆくのがこれから楽しみです。


  いつも司会の仕事がある日は、「今日は何の記念日かな?」とか「今日の誕生花は何かな?」と調べるのが習慣になっています。
たまたま、仕事の内容に合っている日だったりすると、開演の司会挨拶に使えたりするので・・・。

 さて、今日は6月6日。
この数字の並びから言って、色々な記念日ではなかろうか?と調べてみたら・・・・あるある。


『おけいこの日』『邦楽の日』『楽器の日』
 なぜなら、昔から、芸事は6歳の6月6日から始めると、上達すると言われているから。

   へ〜!知らなかったナァ・・・・。


『コックさんの日』
 子供のとき、この唄歌いながら地面に描きませんでした?
 ”葉っぱかな、葉っぱじゃないよカエルだよ・・・・♪”
 「かわいいコックさん」の絵描き歌の中に、6月6日が出てくるから。

   フフフ、懐かしい・・・・。


『かえるの日』
 カエルの鳴き声 “けろ(6)けろ(6)の語呂合わせから。

   う〜ん、これはちょっと苦しくない?


 一部ご紹介しましたが、まだまだありますよ。

 エ?司会挨拶に使えそうかって??
残念ながら、今日はナレーションの録音があるだけなの。
 でも、『おけいこの日』だそうですから、今日は、今度録音する朗読の練習を、ちゃんとやろうと思っています。 

 あなたは?
posted by ピロコ at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月01日

話さない

 昨日は、NPO法人からのお仕事で、「生ゴミリサイクル」に関するビデオの撮影がありました。
ナレーション録音の前に、映像出演もあったのですが、いわゆるモデル?として???
 実際にレポートしながら撮られるのは慣れているのですが、言葉無しは苦手な私。

 特に、歩くシーン。
これが難しい!!
さりげなく歩く、ということが出来ないのです。
とっても意識している、さりげなく歩こうとしているのが、見え見えなのです。

 映画『寅さん』シリーズに出演したある女優さんが、家から出かけるシーンで山田監督から何十回もNGを出された、という逸話を思い出しました。
「何十年も住み慣れた家から出掛けるように見えない」というのが、NGの理由だったそうです。

 ただ歩く。ただそこに居るだけ。
難しいナ・・・・。
役者修行の中には、それも重要なポイントなのでしょう。

 実は、朗読の舞台でも必要なこと。
スッと舞台に上がる。
他の人が朗読している時、横にただ立っている。ただ居る・・・・。

一方で、そこに居るだけで存在感を感じさせる、華のある存在の仕方だってありますよね。

 語っているときより、黙しているときに、たたずまいの美しさが映し出されるような気がします。
だからこそ、日常のあり方が大切なのでしょうね。

 私は“くちなしの花”に昔から心惹かれるのですが、それは”黙して語らず。でもその香りで、人を振り向かせる”というイメージに、とても憧れるからです。

 「話す」ことも難しいけれど、「話さない」ときは、もっと重要かもしれません。
  
posted by ピロコ at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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