2009年05月28日

一枚の葉っぱから

leaf.jpg


 「これ、あげるよ」

奈良の東大寺二月堂で、突然横から差し出された1枚の葉っぱ。

タクシーの運転手さんらしきおじさんから渡されたのは、タラヨウの葉でした。
実際、大きなタラヨウ(多羅葉)の木が、そばに立っていました。


Aという字が書かれているのが、わかりますか?

昔、この葉にインドの経文を刻んだとのことで、“葉書”という言葉の語源とも言われて
いるそうです。



では、”ことば”はというと。

かつては、「言端」「言葉」、軽い意味での「言把」など、いくつかの漢字が
使われていたようですが、現在に続いているのが「言葉」。



「言の葉」
よい言葉ですね。


つやつやした言の葉を沢山つけた1本の樹木のように、魅力的な言葉を
操れる人になれたら、いいのにな。

ウソ偽りない、豊かな言の葉を茂らせた人のもとには、沢山の人が集まるでしょうし、
その木の下で、ゆっくり憩うことも出来るでしょう。



先日、大学生の面接をしている方が、
「最近、学生達のボキャブラリーが少なくて、そのために自分をきちんと紹介できない
ケースが増えている」
と、嘆いていらっしゃいました。

もったいない、と思います。

と同時に、それは若者に限らず、大人でも言えることですよね。


自分を飾る言葉ではなく、自分の心情を吐露できる言葉。

美しいものを、どう美しいか伝えられる言葉を。



新聞や、本や、映画や、耳にする全ての言葉から、艶やかな言葉を沢山抱きとって、
自分のものにしたいものです。


posted by Piroko at 00:50| Comment(2) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月12日

看護の日に、言葉の力を考える

umetani.jpg

 今日が「看護の日」だって、ご存知でしたか?
なんでも今日はナイチンゲールの誕生日なので、そう命名されたそうです。 


昨晩、「看護の日・前夜祭」というタイトルで、ヘンリ未来さんがライブを行いました。

へんりさんとは、一昨年、朗読と音楽ライブ『イヌワシになった青年』を
一緒に行いました。

へんりさんは、プロのミュージシャンでありながら、本業は病院の看護部長。
医療現場からの視点で曲を作り、音楽療法にも力を入れている方です。


 さて、昨晩のライブですが、
第1部は、診療内科医・梅谷薫先生とへんりさんとのトーク&歌。
第2部は、へんりさん率いるカウンターショックのライブ。



 第1部の梅谷先生のお話は、病に対する言葉の影響力についてで、
とても興味深いものでした。


言葉は、身体の毒にもなるし、薬にもなる。
だから、私たちは、普段使う言葉に、もっと敏感にならなければならいないし、
自分のセルフイメージを高めて、毒ある言葉から、身を守らなければいけないのです。


 梅谷先生と、トークショーの後、少しお話しすることが出来ました。

ライブ『イヌワシになった青年』にも聴きにいらして下さったとのこと。
(ありゃま、嬉し〜!)


その場で、梅谷先生の著書を購入することも出来ました。


 「病」になる言葉
     〜「原因不明病」時代を生き抜く〜
          ( 講談社  梅谷 薫 著 )



詳細は、これから読むところです。

毒のある言葉から、自分の身を守る対処法についても書かれています。
反対に、どんな言葉を使えば薬になるのかも、多くの事例が紹介されています。


言葉を生業としている私にとって、社会に還元するお手伝いをいかにするか、
そのヒントを与えてくれそうな一冊です。


posted by Piroko at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月22日

心に突き刺さる!!

sakura.jpg

今日、友人と交わしたメールで、私が打った一文。

「今まで、自分なりに一所懸命生きてきたという自負はあるけれど、
その場しのぎで生きてきたツケが回ってきたかなあ、とも思う」


そして夜、TVの3chをつけていたら、突然、この詩が読まれた。


ドキ!
痛いとこ突くなあ!!


TVから流れてきたのは、茨木のり子さんの有名な詩「自分の感受性ぐらい」。


でも・・・そのとおり。

時々心が弱くなって、色々な“せい”にしたくなるけど、
結局は、自分自身の問題なんだよね。


「自分の感受性くらい」

ぱさぱさに乾いていく心を

ひとのせいにするな

みずから水やりを怠っておいて



気難しくなってきたのを

友人のせいにするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか



苛立つのを

近親のせいにするな

なにもかも下手だったのはわたくし



初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもがひよわな志にすぎなかった



駄目なことの一切を時代のせいにするな

わずかに光る尊厳の放棄



自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ


posted by Piroko at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月11日

Change,yes,we can!

obama.jpg
 
来春の朗読会では、初めて翻訳物を朗読しようかと、考えています。
それもアメリカの小説を。

来年は、オバマ政権誕生の年ですし。


インターネットで、色々なアメリカ短編小説を取り寄せて、乱読中です。
そして、フト目にとまり、オバマ演説集(朝日出版社 CD付き)も購入しました。

目下適当にCDを聞き流しているのですが、音として聴いているだけでも、
これがなかなか面白いのです。


確かにオバマさんの演説には、hope, change, believe,といった言葉がよく出てきます。
勿論、“yes,we,can”の締めも印象的でしたよね。

それから、同じような短文を3回繰り替えし、うたい上げていきます。
スピーディーに、力強く。

解説本を読むと、例えば、
「世界は何を見るでしょう? 
われわれは世界に何をつたえるのでしょう?
われわれは何を示すのでしょう?」
と、疑問文を3回繰り返した後で、再び、もっと長い疑問文を3回。

さらに、
「われわれはこう言います、こう願います、こう信じます」
と、疑問に対する回答を、3回同じ構造文で、繰り返しています。

それが音として聴いているだけでも、とても心地よいのです。

“政治家はしゃべりのプロ”とよく言われますが、まさにその通り!


「アメリカ歴代大統領の演説集」というのも、CD付きで商品化されているようです。

日本は・・・・
ウ〜〜ン・・・・こういう企画は無理だろうなあ・・・・。
特徴ある話し方の首相は何人かいらっしゃったみたいだけれど、日本語として
魅力的な話し方の首相は、果たして・・・・???
(どなたか、いらっしゃいましたか?)

それとも、スピーチの内容が充実していないから、魅力的に感じないのかなあ?

最近じゃあ、日本語には漢字もあるから、読むの難しいみたいだしね。
posted by Piroko at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月22日

目上の人への言葉

 今日は夕方からスポーツジムへ。

ジムの片隅で、インストラクターのアルバイトの男の子が、一人の男性客に
怒られていた。

「目上に対して、“ご苦労様”は無いだろう!“お疲れ様でした”と言いなさい!」

うなだれている男の子。

ウフフ、やっちゃったのねえ・・・。

結構厳しく言われていたようだけれど、学生のうちに注意してもらえるのはいい事だ。



「ご苦労様」は、目上の人が、目下に対して使う言葉。
「お疲れ様」は、誰に対しても使える言葉。


「了解しました」は、業務上や同僚・目下には使うけれど、目上には言わない。
目上やお客様に言うなら、「承知しました」。
そして「承知しました」と言うからには、うけたまわったのだから、理解しただけではなく、
実際にその通り実行しなければならない。


こういう微妙な言葉の違いって、きっと外国語にもあるんだろうな。


間違えて使うと、かえって失礼になってしまう言葉、ことば。


難しいけれど、面白い。
 
posted by Piroko at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月23日

沖縄「慰霊の日」によせて

 今日は、沖縄「慰霊の日」。

 集団自決をめぐり、軍の強制があったかどうか、まだまだ議論は続くでしょう。

 この問題を考えるとき、いつも心をよぎる詩があります。


 
       

            石垣 りん 『宇宙の片隅で』より

  
   戦争の終り、
   サイパン島の崖の上から
   次々に身を投げた女たち。


   美徳やら義理やら体裁やら
   何やら。
   火だの男だのに追いつめられて。


   とばなければならないからとびこんだ。
   ゆき場のないゆき場所。
   (崖はいつも女をまっさかさまにする)


   それがねえ
   まだ一人も海にとどかないのだ。
   十五年もたつというのに
   どうしたんだろう。
   あの、
   女。

posted by Piroko at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月18日

父の願い

 今週のウィークデイは比較的ヒマなので、インターネット朗読の準備。
これまでの舞台で朗読済みの作品を始め、色々な小説等に目を通しているところです。

 先日の父の日は、私の知る限り、母の日ほど感謝されなかった(笑)
パパ達が多かったようですが、そんな中、この本は、なんだかジ〜ンときました。



 有島武郎さんの『小さき者へ』より


 「 お前たちが大きくなって、一人前の人間に育ち上がった時・・・、
その時までお前たちのパパは生きているかいないか、それはわからない事だが、
父の書き残したものを繰拡げて見る機会があるだろうと思う。
その時この小さな書き物もお前たちの目の前に現れ出るだろう。
時はどんどん移って行く。
お前たちの父なる私がその時お前たちにどう映るか、それは想像も出来ない事だ。
恐らく私が今ここで、過ぎ去ろうとする時代を嗤い憐れんでいるように、
お前たちも私の古臭い心持を嗤い憐れむかもしれない。
私はお前たちの為めにそうあらんことを祈っている。
お前たちは遠慮なく私を踏み台にして、高い遠い所に私を乗り越えて進まなければ
間違っているのだ。
然しながらお前たちをどんなに深く愛したものがこの世にいるか、
或いはいたかという事実は、永久にお前たちに必要なものだと私は思うのだ。
・・・・ 」


 有島武郎が、妻を結核で失った直後に、残された3人の子供達にあてた形で
書かれたものです。

 そして、以下の文で結ばれています。
実は、有島武郎は、これを書いてから5年後に自殺してしまいます。
しかし、父の思いを託したこの作品を、後に子供達は読んで、自分達が両親に
愛されたという証は、確かに手に入れた事でしょう。



 「 小さき者よ。
不幸なそして同時に幸福なお前たちの父と母との祝福を胸にしめて
人の世の旅に登れ。
前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。
恐れない者のまえに道は開ける。
 行け。勇んで。小さき者よ。」

 
posted by Piroko at 02:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月11日

はっけよい、のこった!



ショック!!

半日かけて作成した文書がパーになっちゃった(泣)!



 私のパソコンが壊れ、ラッコが組み立てたパソコンだったので、ラッコに直してもらい、
「もう大丈夫だよ」と言われて安心していたのに・・・・!

へんな音がしていて、変換がとんでもなく遅くなって、おかしいと思って
一旦スイッチを切ったら、今度はつかなくなっちゃった。
原因は、買っておいたハードディスクが不良品だったんだってサ・・・!
でも・・・秋葉原で買ったと聞き、交換してもらいに行ったら、なんて、
とてもとても言う気にもなれず。

すぐプリントアウトすればよかった!
文書が取り出せな〜〜〜い!


 何もやる気が出ず、寝る気もせず、気分転換にブログを書いています。


 『願いがかなう8つの習慣』(佐藤綾子著)を読んでいたら、
「はっけよい」という言葉について、書かれていました。

“はっけ(八卦)”とは、陰陽の組み合わせによる、森羅万象、宇宙運行の
最高の法則です。

だから、「自然界、人間界、あらゆる世界の現象が全部よいから、さあ安心して
動け、と行司は言っているわけです。」
と書いてあるのを読んで、ナルホド・・・。

「はっけよい」と言って勝負が始まり、「はっけよい」と言って、組み合って動かない
力士達を動かす・・・。
ナンテ縁起がよくて、力士を力づける言葉なんでしょう!

今度大相撲を見るときは、行司さんの声がより一層耳に残りそう。


 本の中には、
「朝を制する者は一日を制す」「早起き鳥は虫を捕まえる」と言う言葉も
書かれていました。

 ハイ、
夜更かしひろ子も、がんばって早起きして、もう一度文書作成に取り掛かります。
posted by Piroko at 02:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月25日

全国の、春子さんへ

haru02.jpg    haru 001.jpg    haru03.jpg 
 
 
 近所の桃畑も、桜も、雪柳も、春満開!!


 昨年の春、「ル・プティ・カド4 〜朗読とマリンバの夕べ」で朗読した、
『名前』(角田光代 著)の中に、こんな素敵な場面があります。



 春に生まれた“春子”は、その平凡な名前ゆえに、
平凡な性格で、平凡な人生を歩んできた、と思っている女性です。

 その春子が結婚し、おめでたとなり、出産を目前に、
夫とともに、タクシーに乗って病院に向かうそのとき、目に飛び込んできた光景です。

 時はまさに、春!


『  駅前ロータリーから左右に続く道路を覆うように、桜の花が満開だった。
まるでアーチである。

 ・・・・・走っても走っても桜は途切れなかった。
ときおりはらはらとこぼれ、薄紅色の花びらがタクシーの窓にぺたりと貼りついた。
桜の花は、満開になるとなぜか動きを止めたように見える。

 ・・・・・春だ、と今さら気づいたかのように思った。
薄桃色の桜が頭上を覆い、その向こうに澄んだ青空があり、
目線を落とせば、道ばたには黄色い菜の花が風に揺れていた。
家々の庭からは、れんぎょうが、パンジーが、名も知らぬ色とりどりの花が、
私を見送るように顔をのぞかせている。
春だった。
視界のすみずみまで、春だった。

 ・・・・・春子。
そうか、春子。
母が私を産むために急いだ道も、こんなふうにまるごと春だったんだろう。
ああ春だと、おなかをさすりながら母は思ったのだろう。
私は世界がこんなにも色鮮やかなときに、子どもを生むんだと、
願わくば、その子どもが目を見開いてこの世界を見てくれるようにと、
思ったのだろう。   』


 この季節に生まれた、全国のハルコさん、ハルオさん、
この季節に生まれでようとしている、まだ見ぬ誰かさんに、

 乾杯!! 


 
posted by Piroko at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月19日

言葉、ことば

  “虎落笛” 

 これ、貴方は読めますか?
 先日、その日に渡されたナレーション原稿の中で、私が読めなかった漢字です。
聞けば、あぁ・・・と、わかるかも。



 “もがりぶえ”

 冬の夜、轟々と鳴る風の中、ぴゅぴゅう・・・ぴいぴいい・・・・と、長く短く、高く低く耳につく音です。
この冬、皆さんも耳にされたのでは?

 元々、虎除けの竹柵のことをさす、中国から来た言葉のようです。
面白いなあ・・・。


 

 そうそう、過日打ち合わせに出かけた部屋の壁に、こんな言葉が貼られていました。
なるほど、と思い、メモしたものです。


 
  心が変われば、  行動が変わる

  行動が変われば、 習慣が変わる

  習慣が変われば、 人格が変わる

  人格が変われば、 運命が変わる




 今日も、ナレーションの仕事がありました。

 スタジオが暖房で乾燥しているので、原稿を見つめながら読んでいると、瞳が乾いてきて、コンタクトレンズがポロッと落ちそうになっちゃった!

 この時期、身体のどこもカサカサになりやすいので、ペットボトル、マスク、ハンドクリーム、それに化粧直し用チューブの美容液に加え、目薬は必需品です。


 そんな中、自分にとって新たな言葉に出会えるのは、やっぱり、面白いなあ!!
posted by Piroko at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月23日

肯いてもらいたい! よね

fuyu.tree.jpg 
 ブログをしばらくご無沙汰しておりました。
 お年賀状に、何人もの友人知人が、「ブログを見て、応援していますよ」と書いてきて下さいましたっけ。
どうもありがとう!
とてもとても励まされます。


 のほほん族」というお人形をご存知ですか?
光ソーラーが付いていて、明るい所に置いておくと、首を振ります。

nohohon 001.jpg


 先日東急ハンズに買い物に行った折、受験用必勝祈願の「のほほん族」を発見。
本を持っていて、首を縦にふっている姿が、可愛くて思わず購入。

朗読している姿にも見えるし、
「大丈夫、大丈夫、自分の思うようにやっていいよ。」と、肯定してくれるようにも見えるし・・・。

 おもちゃなのに、妙に癒されます、励まされます。

 誰かに全面的に肯定してもらいたい、褒めてもらいたいって心理、大人だってありませんか?


 上手なコミュニケーションのとり方の練習の一つとして、
相手の話に身を乗り出して聞き、うなずきながら、「ほーお、凄いですねえ、いいですねえ!それで?・・・」というふうに、共感し肯定しながら、どんどんどこまでも話しを聞いてあげる、
というやり方があります。

 最近、コミュニケーション関連のワークショップには、出来るだけ参加して勉強しているので、早速家でも試してみました。

 夢を語るのが大好きな、我が家のラッコ。
身内の話だと、ついつい、「本当に出来るのぉ?」とか「取らぬ狸の皮算用って言葉があるよ」とか、チャチャを入れてしまうのですが。
「ヘエ、凄い凄い!」
「それ、いいわねぇ!期待してる!」
「それから?」
なんて、合いの手もにぎやかに、拍手まで織り交ぜ、ちゃ〜んと最後まで聞いてあげたら。
まあ、嬉しそうに話すこと、話すこと!
それを見ていたら、こちらまで楽しくなってしまいました。

 仕事柄、相手の話は一生懸命聞き、リアクションしている、と思います。
でも家族だといい加減かも。チト反省。
(ま、いつもいつも調子よく、とはいきませんけどね。)

 皆様も、まずは身内の方から、お試しあれ!
posted by Piroko at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月13日

今年、私が出逢った言葉

kanji2007.jpg 
 皆が選んだ今年の漢字は、“偽”とのこと。
確かに・・・!
納得してしまうものの、なんだか情けないですねえ。
(*写真は、今日の朝日新聞朝刊の記事を使わせて頂きました。)


 今年、私にとって指針となった言葉はコレです。

  『セレニティーの祈り 』

   神よ、変えられるものを 変える勇気を、

      変えられないものは 受け容れる冷静さを、
  
      変えられるものと変えられないものを 見分ける叡智を 与え給え 
                  
                      ( ライン・ホルト・ニーヴァー ) 




 もう1つ、昔から大切にしている言葉をご紹介します。

 『 鮮やかに想像し、熱烈に望み、心から信じ、

      魂をこめた熱意をもって行動すれば、
 
          何事も必ず実現する 』   (ポール・J・マイヤー)


 本当にその通り、と思いつつ、鮮やかに想像することの何と難しいことでしょう!!

posted by Piroko at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月03日

楽しい気持ちにさせる言葉

namiki01.jpg 

 昨晩は、野球の北京オリンピック・アジア地区最終予選。
星野ジャパンVS戦に見入ってしまいました。
(男子バレーの上田ジャパンVSブラジル戦も気にしつつ・・・)

 長かった〜!
 ヨカッタ〜、勝って!
 王手! よし、北京オリンピックだ!



 昨日仕事先でお会いした、熟年男性の言葉です。

 「私はゴルフをやるとき、いつもこう思うことにしているのです。

 少ししかボールを打たずにすんだら、気分がいい。

 たくさんボールを打ったら、健康にいい、とね。」


 なんだか、ニッコり。
物事は考えよう、遊び心、ですね。


 いつも道草や遠回りばかりしている気がする私ですが、

そうか・・・
その分、色々な景色や人々に、遇えているんですね・・・。
posted by Piroko at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月29日

漫画で読む「三四郎」

sanshiro1.jpg
“文学作品を漫画で読もう!”

 私の知人の漫画家さんが書いた『夏目漱石・三四郎 漫画読み』です。

 文豪の名作も、先ずは漫画で読むと、とっつきやすく、次は原作を、という気になりますよね。

 漫画を描かれたご本人は大変苦労なさったようで、
「文章を絵にするのが、こんなに大変だとは思いませんでした!」
とのこと。
原作をこんなに何回も熟読したことは、かつて無かったとか。
 
 確かにそうですよね。

登場人物をどんな顔にするか。
文章中の心理描写を、どのように絵にするか。
家や部屋や、町の様子も、当時の雰囲気を伝えなければなりません。

 名作であればあるほど、プレッシャーはかかるわけです。

 興味のある方、下記の通販をご利用になり、是非ご読み下さいね。


 http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=9784806127680

sanshoro2.jpg

posted by Piroko at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月12日

公開セミナーのご案内

 人生一生勉強だというけれど、最近、ヴォイス・トレーニング、リハーサル、稽古・・・と、仕事の合間に続いています。
(その合間に、女子アイススケートも女子バレーボールも観なきゃならないから、忙しい!忙しい!!)

でも、準備をちゃんとやっておかないと、本番がうまくいきません。
なにしろ私、ハッタリが効かないので。
(努力したんだから・・・)という思いのみが、本番当日のお守りになるのです。
     


ところで、

人前でのスピーチがうまくなりたい!と思っていらっしゃる方へご案内です


 私の敬愛する佐藤綾子先生の公開セミナーがあります。

佐藤先生は、日本で初めてパーフォーマンス学を確立された方です。
最近は、政治家のスピーチや行動を、心理学的・パフォーマンス学的に分析したコメントが、各新聞によく載っていますので、ご存知の方も多いのでは?

 すぐビジネストークに役立つ、とても実践的なセミナーだと思いますので、ご興味のある方は、是非どうぞ。
ちなみに、私の紹介でも割引がききますので、私のホームページのメールにご一報下さい。(このぺージ右横のアドレスをクリック!)

    

「佐藤綾子のパフォーマンス学講座」公開セミナ ー 

    〜レクチャー&ワークショップ〜

人を巻き込むスピーチ、人に信頼されるスピーチを伝授します!

 

★ 日 時:2007年11月17日(土) 14時30分〜16時30分

★ 会  場 :エステック情報ビル21F  A会議室

★ 参加者  : 先着105名

★ 参加費  : 3,000円    

 ※割引あります!!

  お友達と御一緒にお申込みいただけた場合、お二人で5,000円になります!

  学生の方は1,000円です!


★ お申込方法
      1.お名前(ふりがな)
      2.ご住所
      3.お電話番号
      4.佐藤綾子のパフォーマンス学講座11月17日公開セミナー希望

 上記4点をご明記いただき、FAXまたはメールにてお申込下さい。

※ご不明な点、ご質問は国際パフォーマンス研究所まで。

   国際パフォーマンス研究所
     TEL:03-5357-3855
     FAX:03-3290-0590
     E-mail : information@spis.co.jp

posted by Piroko at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月26日

秋浜悟史を鎮魂する〜遺作「妖怪たち」

youkai01.jpg     youkai02.jpg 


 昨日は、久しぶりに朗読ぐるーぷ・もあるの勉強会がありました。
秋は、全員何かと忙しく、稽古日の日程合せが難しいのです。

 私は鷺沢萌さんの短編集「海の鳥・空の魚」を読んでみたけれど、全然思った通り読めなかった! 先生にも沢山ダメ出しを出されました・・・(泣)。
若い現代作家の作品を、いかに瑞々しく読めるか、私にとっては難しい課題なんです。

 初めて私が読んだ鷺沢萌さんの作品は、「大統領のクリスマス・ツリー」。
若いけれど、よい感性の作家だなと、とても気に入りました。
だから、鷺沢さんが、3年前に35歳の若さで自殺したのを知ったときは、ちょっとショックでした。
 背負いきれなくなった重い荷物・・・・それが何だったのか、知るよしもありませんが。


 さてさて。
 私の朗読の先生である伊藤惣一先生が、12月に出演されるお芝居のチラシを、上記に載せました。
クリックして拡大してご覧くださいね。
(このチラシの絵は、米倉斉加年氏によるものだそうです。)

 演劇界では重鎮だった秋浜悟史氏が、一昨年お亡くなりになる3ヶ月前に、古くからの芝居仲間である伊藤先生や久保まずるかさんに書き残した遺作が、今回の『妖怪たち』です。
まさに、秋浜氏の遺言とも云えるお芝居です。


☆ 秋浜悟史を鎮魂する 〜遺作『妖怪たち』

 ● 日時:12月 14日(金) 15:00〜16:30
       (*金曜のみ17:00〜18:30 シンポジウム「秋浜悟史研究」があります)

        15日(土)昼の部 15:00〜16:30
              夜の部 18:00〜19:30

 ● 会場:早稲田大学小野記念講堂

 ● 入場料:3千円 

 ● 参加申し込み先:秋浜悟史を鎮魂する会
               TEL&FAX 03−3536−2053 
posted by Piroko at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月23日

ウサギといえば・・・逆干支のお話

秋は、司会・ナレーション・打ち合わせ・リハーサル・集まり・・・・なんてこなしているうちに、どんどん日が過ぎてゆきます。

 
 今夜は十三夜。
きれいに輝いているお月様をポカンと眺めていると、やっぱり月にはウサギがいるみたい・・・・。
 
  
 
 人形作家の辻村ジュサブローさんは、よくウサギをモチーフになさいます。
妖艶なお人形を作る辻村さんなのに、ウサギだけはなぜか可愛らしいので、以前インタビューしたとき、なぜウサギにこだわるのかお訊きしたことがあります。

 そうしたら、
「私は酉年生まれで、6つ違いの卯(兎)は逆干支なんです。
逆干支は大切にして、身近にお守りとして持っているといいのですよ。」
という答が返ってきました。
 子供の頃は、怪我をしないおまじないとして、お母様が下駄の裏に、“卯”と書いて下さったそうです。

 それから、
「逆干支の6歳違いの人は、仕事のパートナーとしてよいのですよ。
自分と全然違う感性を持っているから。
でも、恋人としては合いませんよ(笑)」
とのことでした。

   子 と 午
   丑 と 未
   寅 と 申
   卯 と 酉
   辰 と 戌
   巳 と 亥  
    逆干支は、この関係です。

 如何ですか?
6歳違いの、自分に無い感性を持っている相棒は、皆様いらっしゃいますか?
いなければ、せめて逆干支の小物を、身近に置いてみてはいかがでしょう?
 
posted by Piroko at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

恩返し

tsutsumi.cd.jpg 
 
 詩人の堤江実さんから、新しく発売された詩の朗読CD「ありがとう」が届きました。

 堤さんは、アナウンサー、会社経営を経て、今は詩や絵本、翻訳などの著作業をされている、才能溢れるバリバリのキャリアウーマンなのに、お会いすると、フンワリと柔らかい方なのです。

 このCDからも、平和を願い、生きとし生けるものを愛しむ気持ちが、堤さんの優しい声を通して、フンワリと、でも真っ直ぐに伝わってきます。

 (*ご興味のある方は、堤さんのH.P.をご覧ください。)
http://homepage3.nifty.com/emitsutsumi/



 「ありがとう」を聴きながら、先日の酒田で伺ったお話を思い出しています。


 池田さんのお父さんは、戦前満州に渡った方で、池田さんは中国で生まれたました。

 その頃日本人は、中国の山東省などから、強制的に中国人を連れてきて、働かせていた時代です。
でも、お父さんは、中国人にも分け隔てなく、温かく接していました。

 ある日、職場で物が紛失したとき、まず中国人兄弟が疑われ、罰せられようとしたその時、お父さんは、
「彼等がそんなことをするはずがない。罰するなら私を辞めさせなさい。」
と矢面に立ち、その中国人兄弟を助けたのでした。
 それから、その兄弟は、お父さんの家にも時々遊びに来るようになったそうです。

 さて、終戦を迎え、池田さんは命からがら、一人で日本に逃げ帰ってきました。
 お父さんの故郷、酒田へ戻ったものの、中国に残した母親や妹・弟の
安否を気遣い、半ば諦めていた矢先、全員無事で帰国することが出来たのです。
 聞くところによると、お父さんに助けられた中国人兄弟が、
「私達は、お父さんに助けられたのですから、今度は、私たちが皆さんを、何としてでも日本に無事帰してあげます。」
と、手を差し伸べてくれたからだったのです。

 その後、池田さんは、その中国人兄弟にお礼が云いたくて、一生懸命人を介して捜しました。
すると、その兄弟は、日本人の帰国の手助けをした罪で、投獄されていたのでした。
そして、池田さんがやっと居場所を探し当てたとき、お兄さんのほうは、それが元で亡くなっていました。

 池田さんは、中国に行き、やっと出所した弟さんと対面。
自分達家族の為に投獄されたことを詫びましたが、弟さんは笑って、そのことは、何も語ろうとしませんでした。

 その後、池田さんは、何回も中国を訪ね、弟さんと交流を深めてきました。
弟さんの息子さんが日本に留学したときは、そのお世話もしたそうです。

 こうやって、何代にもわたって、お互いに恩返しをし合い、国境を越えて友情を深めているそうです。

posted by Piroko at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月24日

初めてワークショップに参加しました

 
 福田新総裁が誕生しましたね。
人騒がせな安倍元総理でしたが、体調を崩されているとのこと。
ともかくも1年間お疲れ様、お大事に!と、言って差し上げたい気がします。



 さて、私は、以前から一度体験してみたいと思っていた、俳優トレーニングのワークショップに初参加。
総勢30名。
とっても面白かったです!

 身体を動かしていると、人間は自然に五感と第六感まで働かせていることを実感。

 2人ずつ組み、笑顔でアイコンタクトをとりながら、近づいたり離れたりするだけで、自分の内で様々な感情の変化があり、知り合ったばかりの相手が、とても愛おしく思えてきて・・・・。

 2時間足らずの短い間に、その場にいる仲間と強い絆を感じることが出来て、共通のテーマを持つと、ナンダ、こんなに簡単に仲良くなれるんじゃない!って感じ・・・・。

 今回は、身体表現から入る他者との関係がテーマでしたが、直接顔を合わせ、時には触れ合い、会話しながらコミュニケーションを取ることの重要性を、あらためて実感した貴重な体験でした。


 指導して下さった、俳優で玉川学園講師の小森創介先生は、子供達の指導を通して、沢山のヒントを得ているとの事。

 “子供の心の診療”が問題視されている昨今ですが、心の病気にかからないように、バーチャル・リアリティーではない生身のコミュニケーションのとり方を、子供たちに教えていかなければ!
今こそ、そういう指導者が求められているのだと思います。


 何か、私も今後出来ることはないかなァ???
そんなことを強く思った体験でした。
posted by Piroko at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月05日

なるほどねえ・・・『一目上がり』から

 今、落語「一目上がり」を覚え始めています。
11月18日(日)の川崎・さいわい寄席での師匠との掛け合い落語、翌週の25日、横浜・にぎわい座での前座として、この演目をやらせて頂くからです。
(詳細は、あらためて。)

 この演目を読んでいると、江戸時代の人々は、今よりもっと、自宅の床の間にかける掛け軸の漢詩などの文面を、大切にしていたように思います。

 いくつか、中から拾ってみました。


● 『しなわるるだけは応えよ雪の竹』 (芭蕉) 
 竹に雪が積もるとしなるけれど、いつか雪は解けて、また元通りに真っ直ぐになる。
人間も、日の当たるまでは辛抱が肝心という意。



● 『仁に遠きものは道に疎し、苦しまざる者は知に于し』    
 人の道を説いている。
遠仁者疎道、不苦者于知と書いて、棒読みすると『おにはそとふくはうち』となる言葉遊びが入っている。



● 『近郊の鷺は見難く、遠樹のカラス見易し』 (亀田 鵬齋)
 雪の日鷺が近くにいても、色が白いから見分けがつかない。
反対に、遠くにカラスが一羽いても、色が色が黒いからすぐ目につく。
人間も、近くで善い事をしてもなかなか目につかないが、遠くでも悪い事をすると、すぐわかってしまうという意。

posted by Piroko at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする