2009年05月28日

一枚の葉っぱから

leaf.jpg


 「これ、あげるよ」

奈良の東大寺二月堂で、突然横から差し出された1枚の葉っぱ。

タクシーの運転手さんらしきおじさんから渡されたのは、タラヨウの葉でした。
実際、大きなタラヨウ(多羅葉)の木が、そばに立っていました。


Aという字が書かれているのが、わかりますか?

昔、この葉にインドの経文を刻んだとのことで、“葉書”という言葉の語源とも言われて
いるそうです。



では、”ことば”はというと。

かつては、「言端」「言葉」、軽い意味での「言把」など、いくつかの漢字が
使われていたようですが、現在に続いているのが「言葉」。



「言の葉」
よい言葉ですね。


つやつやした言の葉を沢山つけた1本の樹木のように、魅力的な言葉を
操れる人になれたら、いいのにな。

ウソ偽りない、豊かな言の葉を茂らせた人のもとには、沢山の人が集まるでしょうし、
その木の下で、ゆっくり憩うことも出来るでしょう。



先日、大学生の面接をしている方が、
「最近、学生達のボキャブラリーが少なくて、そのために自分をきちんと紹介できない
ケースが増えている」
と、嘆いていらっしゃいました。

もったいない、と思います。

と同時に、それは若者に限らず、大人でも言えることですよね。


自分を飾る言葉ではなく、自分の心情を吐露できる言葉。

美しいものを、どう美しいか伝えられる言葉を。



新聞や、本や、映画や、耳にする全ての言葉から、艶やかな言葉を沢山抱きとって、
自分のものにしたいものです。


posted by ピロコ at 00:50| Comment(2) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
言の葉、いいひびきですね。

嘘偽りのない、自分らしいことばでいろいろな発信をして、多くの人と素敵な出会いが出来たら幸せですよね。

それにしても、表現の奥は深いなー(+д+)
Posted by いっきゅう at 2009年05月29日 00:30
私なんか、
ありきたりの言葉、借り物の言葉、余計な言葉、一言多い言葉・・・
そんなのばっかりです・・・(笑)。
Posted by ピロコ at 2009年05月29日 01:46
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