2008年06月23日

沖縄「慰霊の日」によせて

 今日は、沖縄「慰霊の日」。

 集団自決をめぐり、軍の強制があったかどうか、まだまだ議論は続くでしょう。

 この問題を考えるとき、いつも心をよぎる詩があります。


 
       

            石垣 りん 『宇宙の片隅で』より

  
   戦争の終り、
   サイパン島の崖の上から
   次々に身を投げた女たち。


   美徳やら義理やら体裁やら
   何やら。
   火だの男だのに追いつめられて。


   とばなければならないからとびこんだ。
   ゆき場のないゆき場所。
   (崖はいつも女をまっさかさまにする)


   それがねえ
   まだ一人も海にとどかないのだ。
   十五年もたつというのに
   どうしたんだろう。
   あの、
   女。

posted by ピロコ at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ことばの世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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